【復刻版ランクル70】2023年秋決定?再再販の最新情報と気になる仕様

本記事では近年多くのSUV車種が発売される中で、大きな注目を集めるとされる復刻版ランドクルーザー70系(以降:ランクル70と省略)についての最新情報を紹介したい。

これからSUV車の購入を検討される人々の参考にして欲しい。

「復刻版ランクル70」発売時期と納車はいつ頃?

発売時期と納車時期

ここ数年、再再販の噂が後を絶たなかった復刻版ランクル70だが、ついに2023年1月半ば以降より、”トヨタディーラーが既納客に向けた営業活動を既に開始している”という情報が複数寄せられている。

公式的な発売時期は未だ公表されていないようだが、噂によれば発売時期は2023年9月頃、また納車のタイミングは2024年にかけてと予測されているようだ。

カナダにある生産ライン事情

今回の再再販において唯一の不安材料となるのが、ベースとされているオーストラリア仕様のランクル70が、一時的に受注をストップしているということだ。

日本国内での販売へ直接的な影響は然程多くはないと考えたいところではあるが、これまでも新車の生産に大きく悩まされているトヨタの現状からすれば、国内のみならず世界生産のペースがこれ以上鈍化するれば、復刻版ランクル70再再販のスケジュールにも少なからず影響が出てもおかしくはないだろう。

2014年の再販時、予定生産台数を大幅に上回る受注数であった。そのことから予想すれば、今回の再再販についてはさらに多くの注目を集め、それに伴った受注を受けることは間違いないだろう。カナダの受注状況が日本へダイレクトな打撃を受けないにしても、トヨタ全体が抱える問題の新車生産ラインの体制強化が今後の早急な課題とされるのは言うまでもない。

再再販ランクル70の新たな仕様や内装

再再販予定である復刻版ランクル70はオーストラリア市場での発売モデルをベースに開発が進められているとされている。

そのフロントマスクは独立した丸目ヘッドライトやウィンカーを採用した。

また新デザインのバンパーで往年の40系を彷彿させるデザイン、まさにランクル70感たっぷりのランクルファンにはたまらない仕様になること間違いなしだ。

なお、前回のモデルに比らべ安全装備の充実、1ナンバーから3ナンバーに変更することで、より普段使いを主張する仕様のモデルとなることが予想されている。

さらには3ナンバーへ移行となれば、これまでシンプルだった内装にも高級感が増すのではないか。あくまでも憶説ではあるが、新たなランクル70の一面を期待するファンも少なくないはずだ。

再再販ランクル70の車両価格

2014年再販モデルの価格

気になる販売価格についても、現時点で公式的な情報は発表されていないため、ここでは2014年再販時の価格等を参考としてみよう。

2014年の再販時の復刻版ランクル70モデルはバン(ワゴン)・ピックアップトラックの2ラインで設定されており、使い勝手の良さもそのままで販売された。

当時の発売価格はバン(ワゴン)の車両価格は360万円から、ピックアップは350万円からであった。

復刻版ランクル70の価格予想

今回はハイラックスが日本に導入されたこともあり、バン(ワゴン)のみの発売とされるようだ。

また実際に現行のランクルプラドと同等のパワートレインだとした場合を加味すれば、今回のランクル70のスターティング価格は凡そ400万円台から500万円台前半ばで落ち着くのではないかと予想されている。

再再販ランクル70の販売台数。即日完売?先着順や抽選も?

国内向けはトヨタ車体工場である吉原工場(愛知県豊田市)で生産を進めている。

まず2023年9月よりひと月に約400台ほどの生産を目標として始め、2025年にかけ徐々に生産台数を増やす予定のようだ。予測される受注数は言うまでもない。また、予定されている上記の台数を大幅に超えることになれば、先着順での販売や抽選販売も視野に入れておきたいところだ。

一方で過去2014年再販時は受注開始と同時に注文が殺到。

当初の月販目標台数は約200台(単純計算で2400台/年)と発表されていたが、最終的な販売台数は凡そ7000台強にもなり、再販ストーリーとしても大きな成功を収めた。

その内訳としては、バン(ワゴン)が約5500台、ピックアップが約1500台であった。

古き良き時代のクロカン・MT車であるにも関わらずこれだけの販売台数を記録したことにより、古くからの根強いランクル70ファン人口の多さとランクルの持つ実力を再び世に証明したのではないか。

価格高騰中!ランクル70の中古市場

発売以来、多くのファンを魅了し喜ばせ続けてきたランクル70の再販であったが、その一方で、転売目的で購入する者も少なくない。その証拠として、業者向け中古車オークションを覗いてみれば、そのあまりの取引額に誰もが驚愕するのではないだろうか。販当初からほとんど路上で見かけることはなく、極上中古車がまさか新車価格を超える価格で取引されるという現状だ。

実際に現在の復刻版ランクル70の中古車相場は凡そ400万円~550万円で安定している。

しかも、ほぼ新車同様の個体だけではなく、走行距離が5万キロを優に超えた8年~9年落ちの車両ですら上記の価格帯をしっかりと維持しており、いわば異様なほどの人気ぶりが伺える。

こうした背景からも、ファンの間のみならず今回の再再販についてはある意味で幅広い層での盛り上がりに繋がっているのではないであろうか。

ランドクルーザーの軌跡

世界的に根強い人気で、発売以来トヨタを支えてきたランドクルーザー。

その先駆けとなった「トヨタ・ジープBJ型」が誕生したのは1951年のことだった。

当初、警察予備隊用(パトロールカー)として仕様されるために設計された車であったが、採用が実現されなかったことから民生用に舵を取り直し、その時に付いたモデル名が「ランドクルーザー」であった。

ランドクルーザーシリーズの中でも最もランクルらしく、ひときわ数多くのファンを持つのが“ランドクルーザー70系(通称:ナナマル)”だ。

そんなランクル70の歴史を辿れば凡そ70年前まで遡る。

1951年のアウトドアブームの到来に伴い、先に発売されたランクル40系の後継モデルとして産声を上げたランクル70。

悪路を駆け抜けるオフローダーでありながらも、ランクルの根幹となる「快適性」「操作性」「使用性」をさらに向上し、普段使いとしても対応できる仕様へとスタイルを一新したのが始まりといえるだろう。そして、発売以来の30年以上もその人気は衰えることを知らない。

2014年 再販に至った経緯

優れた耐久性や走行性、そしてなによりオーナーの嗜好に応じて自在にカスタムできる”面白い車”を実現したため、根強い人気車であったランクル70だが2004年には日本国内の排ガス規制等の諸事情を抱えたため、その販売を終了してしまった。

その後も中古車市場ではプレミアム価格がつけられるなど、予想外の反響がみられた。

そんなランクル70だが、日本の排出ガス規制に対応する目途を付けたことや生誕30周年を記念するタイミングを迎えたこともあり、2014年に期間限定の再販としてわずか1年間だけ奇跡の復活を遂げた。

そして40周年イヤーとなる2023年秋、トヨタは販売再開を期待する多くのランクルファンの声に応えるべく、凡そ9年ぶりに復刻版ランクル70の再再販をほぼ確定的とした。

既存のランクルオーナーだけじゃない?新たなターゲット層

2014年の再販時、特に復刻版ランクル70に興味を示したのは過去にランクル70系を保有していた50代~60代の男性。

そしてなにより、今どきの車では味うことのできない”操る喜び”を探し求めていたクルマ好きの20代後半~30代の男性であった。

このようにヘビーデューティーなクルマを求める層が前回の再販を大きく支えることとなったのだ。

一方で、今回予定されている再再販においては、20代~40代後半くらいのクロカン好きが販売のボリュームゾーンとなることが予想される。

ランクルプラドオーナーを中心に、ジムニー好きやジープラングラーオーナーなど”クルマを愉しむ”層をさらに取り込むため、トヨタディーラー中での声がけが今後さらに拡大して進むに違いない。

待望のAT車?ファンの期待一層高まる

一方で、2014年の再販時、MT車を理由に購入を敬遠したユーザーも少なくはないだろう。

今回の販売に伴いAT車ラインが追加されるという情報も少なくない。もし復刻版ランクル70のAT車化が実現することになれば、前回の再販時よりさらに客層は拡大し、生産台数の規模や生産期間によっては、壮絶な奪い合いや長い納期を覚悟するのは必須だろう。

 

 

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